若く見られるには活性酸素の除去?役立つ食品食材とは?
活性酸素が体内で
大量に発生すると細胞や遺伝子を傷つけます。
それがいわゆる「老化や健康を害する原因」となります。
老化を進める活性酸素を取り除きたいですよね。
除去するには私たちのエネルギー源である食材がとても大切。
この記事の目次
抗酸化物質と活性酸素のバランスが大切
活性酸素を除去するには、抗酸化物質を含んだ食材がとても重要になってきます。
抗酸化物質のある積極的に摂取するこで、
活性酸素を除去できるのです。
そもそも活性酸素は私たちの体を
有害なものから守るために発生するもので、
呼吸をするだけでもある程度を作り出されてしまいます。
これこそ、「老化は生まれたその瞬間から始まる」と言われれるゆえん。
ただし、その老化と同時に、活性酸素を除去する力も備わっています。
私たちには活性酸素を除去する力が備わっている
簡単に言うと活性酸素を分解して無害にするSOD
(スーパーオキシドディスムターゼ:活性酸素除去酵素)などの存在を指します。
これらは抗酸化物質と呼ばれています。
あなたも聞いたことがあるのではないでしょうか?
通常は活性酸素と抗酸化物質の
微妙なバランスがしっかり維持されているため、
健康被害や極端な老化が起きることはないのです。
しかし、この抗酸化物質は年齢とともに減少傾向へ…。
だいたい30代がピークで、40代以降からその減少が顕著になります。
40歳を過ぎたあたりから急激な老化を実感する人が多いのはそのためです。
活性酸素を除去する食材
けれど安心してください!
減ってしまった抗酸化物質は、
外部から摂取することで補うことができます!
そう、食事で抗酸化物質を摂取すればいいのです!
一部ではありますが、抗酸化物質として働く成分と代表的な食材を紹介しますね!
ビタミンC
ビタミンCには血液中の
活性酸素を除去する作用があります。
もちろん、コラーゲンの生成を促したり美白などの美容効果でもおなじみ。
ビタミンCを積極的に摂取することで
美しさと若さを手に入れられるというわけです!
レモンやいちごなどの果物もいいですが、
果物は体が冷えてしまうし摂取しすぎると
果糖が多いのが悩みどころ。
緑黄色野菜やれんこん、カリフラワーなど、
なるべくお野菜から摂取するようにしましょう。
ビタミンE
アンチエイジングと言えばビタミンE!
というほど有名な抗酸化物質。
老化というのは、細胞が壊れること。
ビタミンEには細胞の酸化を防ぎます。
細胞をしっかり守るためにも、アボカドやかぼちゃ、胚芽、アーモンドなど、
ビタミンEを含む食べ物を積極的に摂取してください。
ポリフェノール
ポリフェノールと聞くとワイン?と
答えるかたが多いかもしれません。
しかしポリフェノールはありとあらゆる
植物に含まれているのです。
五千種類以上とも言われています。
植物が光合成する際に作る成分で、
えぐみや渋みのもととなるのがこのポリフェノール。
お茶のカテキンや、大豆のイソフラボンも
このポリフェノールの一種なのです。
ブルーベリーに含まれるアントシアニンは目にもいいですし、
ソバに含まれるルチンは血流を良くします。
いずれも強い抗酸化作用があり細胞を修復する作用があるため、
日常の食事にはなるべく植物性のものを取り入れていきましょう。
カロテノイド
天然の赤い色素、カロテノイドにも強い抗酸化作用があります。
にんじんやほうれん草に含まれるβ-カロテン。
鮭、エビに含まれるアスタキサンチン。トマトのリコピン。
比較的緑黄色野菜に多く含まれますので、
色の濃い野菜をたくさん食べるといいですね。
亜鉛
亜鉛は先ほど出た、
SOD(活性酸素除去酵素)の構成成分。
抗酸化作用に大きく関わります。
また、細胞分裂、生殖機能、
アルコール代謝、味覚機能、
免疫機能など様々な機能が正常に働くために欠かせない成分です。
確かに亜鉛のサプリも最近よく見かけますよね。
美容と健康のために、
亜鉛を多く含む牛肉や豚肉をはじめとした肉類や魚介類全般、
豆類などを積極的に摂取しましょう!
セレン
亜鉛と同様、抗酸化物質の生成に欠かせない成分。
しかし単体で取るより、亜鉛と一緒にとりいれることで、
吸収しやすくなります。
セレンは魚介類や動物の内臓、卵類に多く含まれ、
穀類、肉類、乳製品などにも含まれています。
かつお節やイワシの丸干し、シラス干し、たらこ、
小麦胚芽、レバー系などを適度に食事に取り入れてみてください。
いくつかの成分、食材を紹介しましたが、
とても多岐にわたっていますね。
つまり、毎日いろんな食事をバランス良くしっかり取れば、
自然と抗酸化物質を摂取できるということです!
目標は1日30品目以上!
効率よく摂取するにはサプリ
1日30品目といっても…
実際はなかなか簡単なことじゃありませんよね。
特に、忙しい現代日本人。
3食自炊するどころか、
きちんと3食とることすら難しい人も少なくありません。
そんなときはサプリメントに頼るのもいいですね!
サプリメントにもいろいろあります。
前項で紹介した栄養素をメイン成分としたサプリメントも、
いろんなメーカーからたくさん販売されていますね。
おすすめはマルチビタミンのサプリメント。
マルチビタミンorプラセンタからまず始めてみるのも良い
数種のビタミン類が豊富に配合されているため、
効率よく抗酸化物質を摂取することができます。
また、最近は動物などの胎盤から
採取されるプラセンタという成分も人気ですね。
活性酸素を除去するだけではなく、
ホルモンバランスや自律神経を整える効果や抗アレルギー作用、
肝機能を向上させたり代謝を活性化させる効果もあるのだとか。
アンチエイジングだけではなく、
体の内側から綺麗になりたい人におすすめのサプリメントです。
しかし、食事から得られる天然の栄養とサプリメントで得られる栄養は、
同じように見えても実際は異なるものです。
そして、私たちの体が必要とする栄養はとても複雑かつ無数であり、
その全てをサプリメントで補うことはできません。
サプリメントはあくまで補助。
サプリメントに頼り切るのではなく、
基本はきちんと食事から栄養を摂るよう努力しましょう。
生活習慣も見直すことで活性酸素は減らせる!
冒頭で少しだけ説明しましたが、
活性酸素は紫外線や乱れた生活習慣でも発生します。
生活習慣をただし、発生する活性酸素を最小限に抑えることも重要。
タバコ
まず、喫煙習慣はなるべく早めになくしましょう。
活性酸素は体に入ってきた有害物質に反応して作られます。
タバコは有害物質のかたまり。
吸えば吸うだけ活性酸素が発生してしまいます。
アルコール
同様に、アルコールも注意が必要。
適度なアルコールは活性酸素を除去する作用があることがわかっていますが、
過度なアルコールは過剰な活性酸素を発生させる要因となります。
食生活
それから食生活。
コンビニ弁当などに含まれる食品添加物は本来体にとって有害なもの。
活性酸素を作り出す原因となります。
それから外食でよく見られる、古い油(酸化した油)を
用いた揚げ物などの料理も活性酸素を作り出します。
外食やコンビニ弁当はなるべく避け、できるだけ自炊しましょう。
その際は、なるべく酸化していない新しい油を使用するようにしましょうね。
ストレス
最後にもう一つ。
活性酸素を作り出す最も大きな要因ともいわれるのは、
ストレスや過労です。
人間はストレスを感じると、
そのストレスをなくそうとする
ホルモンを作ります。
人間の機能ってすごいですよね。
しかし残念ながら、
それと同時に活性酸素も発生してしまうのです。。
ストレス社会を生きる現代人が活性酸素の発生を抑えるには、
ストレスがたまりすぎる前にこまめに発散していくことが大事。
簡単にストレスを解消できるあなただけの方法を
きちんと見つけておくようにしましょう。
まとめ
今回は活性酸素を除去する方法と、
発生を抑える方法についてお話しました。
どれも一つ一つはそれほど難しいことではありません。
ただ、食事に生活習慣まで、
一度に全て変えていくのはちょっと大変ですよね。
あまり気にし過ぎると、
今度はそれがストレスになってしまう恐れもあります。
無理せず、自分ができることからコツコツと始めてみてくださいね。